「ああん、感じちゃう……貴史、どうしよう……あたし、いっぱい感じちゃう……」
重力に負けてダラリと垂れた乳房を互い違いに揺らし、ショートカットの髪を気が違ったように振り立て、夏海が色っぽい声で喚いた。思いは貴史も同じだ。嗜虐的な責めで嬲ったことで、淫らな肉悦は自制不可能なまでに暴走し始めている。
夏海の足がガクガクと震え始めた。立っているのもつらくなってきたらしい。
上体を起こさせると、白い砂が広がる滝壺の縁に上がり、足元をふらつかせる娘を仰向けに横たわらせた。剥き出しの巨乳が鏡餅みたいにつぶれる。股間に膝立ちになると、形のいい足首を掴み、身体を二つ折りにしてV字状に開脚させた。
「あはぁ……」
股間の布をワレメに食いこませ、股布の左右から恥毛をはみ出させた卑猥な格好で、夏海はされるがままになる。貴史はスク水のクロッチに、またも指をかけた。
今度は拒まれなかった。息苦しさが増しているらしく、しきりにお腹を上下させ、はぁはぁと喘ぐばかりだ。その喘ぎ声が、何とも悩ましい。
クロッチを脇にやった。スク水の股布が包んでいたもっともいやらしい局部がとうとう露わになる。幼子を思わせる、ロリロリと初々しい女陰だった。
ふっくらして色素沈着も薄い恥丘に亀裂が走っているだけ、という幼さを感じさせる牝肉の園。だが今は、淡い桜色をした控えめな肉ラビアが完全に発情し、恥裂から飛び出してベロンとめくれ返っている。
淡い逆三角形の繁茂が陰唇を彩り、勃起したクリトリスが肉莢のなかから半分ほど顔を覗かせていた。膣穴からは白濁した愛液がとろとろと溢れ出している。
「い、入れるよ、夏海ちゃん……」露出した女性器の眺めにさらに恥悦を炙られ、夏海の股間ににじり寄って位置を整えた。
「あん、貴史……あたし……あたしぃ……あっ……」
ぷっくりと肥大した亀頭で肉ビラを掻き分け、膣穴のとば口に押しつける。
クチュッと淫靡な汁音がし、ぬめる肉穴と鈴口が密着した。夏海は「あぁ」と蠱惑的な吐息を漏らし、見られるのを恥じるように右へ左へと顔を振る。
腰を突き出した。我知らず力んでしまうのだろう。夏海の喉から愛らしい呻き声が漏れ、侵入を拒んで膣に力が加わる。
「力抜いて。それじゃ入らないよ……」
優しく言うと、夏海は「もういや」という感じでいやいやとかぶりを振った。
だがもう一度囁き声でうながすとようやく言うことを聞き、ゆっくりと脱力する。
再び腰を突き出した。ぬめる蜜穴のなかに、にゅるんと亀頭が飛びこむ。
出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫) ~
著者: 庵乃音人
「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?