「あぁ、もうだめ……イッちゃう……またイッちゃうよ……」
とうとう貴史は二人に向かって訴えた。
「んはぁ、貴史……貴史……」
「貴ちゃん……あっあっ、ふわあぁ……」
それが合図だったかのように、夏海と志摩子の動きがいっそう激しさを増した。
夏海はふとももの肉を盛りあがらせて踏ん張り、猛然と尻を前後に振る。
性器が擦れあう部分からヌチョヌチョと耽美な粘着音が響いた。
食い締められた肉棒は、美少女の淫蜜のせいでねっとりと白濁し、粘る餅みたいに吸いつく恥肉のなかを激しく出入りする。
「あぁん、貴ちゃん……私もだめ……またイッちゃうわ……イッちゃうわ……」
貴史が目にする夏海の下品なピストンは、当然志摩子も目にしていた。
「あぁ、いやらしい……夏海のアソコを……貴ちゃんの逞しいおちんちんが出たり入ったり……ふはぁ、感じちゃう……」
淫悦が募ったらしい志摩子は腰のくねりをいっそう加速させ、体重を乗せた尻肉で貴史の顔面をグイグイと圧迫した。
魅惑の肉尻に呼吸さえストップさせられそうになりつつも、貴史は二人の姉妹の蠱惑的な尻たちに興奮を煽られ、陰嚢のなかで二つの睾丸を踊らせた。
「くうぅ、出る、射精する……あぁ、イクよ、おおぉ、気持ちいい……」
「あん、貴ちゃん……あああぁ……!」
「貴史……あたしもイッちゃう!あはぁ……!」
頭蓋の内側で閃光弾が炸裂したような激震が身体を貫いた。
出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫) ~
著者: 庵乃音人
「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?