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咥えさせて、いただきます

但馬庸太

「咥えさせて、いただきます」
媚びるように、上目遣いで言ってから亀頭の先端を唇で挟んだ。
斉藤は心底嬉しそうに、下卑た笑みを零す。斉藤が絶対に喜ぶと、祐介から教わった仕草だった。
(狩野くんといい、この人といい、大きすぎる)
顎を最大限開いてもなお一口ではいけない肉の冠だ。唾液で滑りを良くして、少しずつ口腔に含んでいく。
切っ先は女に飲まれることを悦んで、ひくひくと小さく痙攣していた。
やっとの思いでかぽりと肉頭を咥えると、それだけで頬が膨らんだ。
「ほぉ、熱くてキツめで、なかなかいい口マ×コじゃねぇか」
「や、ひゃめてくだひゃい」
直接的な卑猥語に、耳まで真っ赤になる。性器でも何でもない場所を猥雑に例えられて、折れまいと決めた芯が蝕まれていった。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!