『美幸さんのおっぱいを、チンコで弄ってみたい』
受け容れた請願の内容を思い返し、耳も頬も、乳肌も羞恥の色に染め抜きながら。潤む眼で恋人の心を射抜き、美幸は背を反らして双乳を差し出してくれる。
真下で腕組みしているせいで寄せ上げられる双乳のボリューム感に圧倒されながらも、むにゅりと押し合いたわむ乳肉の誘引力に、抗えない。互いに期待の疼きを発しながら距離詰める乳房とペニスに、釘付けとなる。
乱れた吐息のリズムが、胸の鼓動に連なって、疼く身をより焦がす。全く同じ症状に陥った男女の呼吸が、触れ合う寸前、図ったようにぴたりと止まり。
「ふぁ……っ」「うぅっ」
肉棒の切っ先が、右の乳房に垂直に突き当たり、沈む。受け容れる乳と、柔肉に包まれる亀頭、双方に喜悦の痺れが迸り、二人同時に嗚咽じみた喘ぎを吐きつけた。
「おちんちん、熱くなってて、火傷しちゃうかと……思っちゃいました」
「美幸さんの、おっぱいだって。ほかほかのヌクヌク。温かい……」
「それは……温泉でのぼせたから……ふ、ぁ、あんっ」
照れ屋な彼女らしい言い訳を微笑ましく受け止めつつも、肉棒に伝う歓喜の疼きをとどめるすべなく。堪らず二度三度、乳房のあちこちを亀頭で突く。
押し戻そうとする弾力感と、どこまでも沈みそうな柔い感触。突く位置によって目まぐるしく形を変える。まるで美幸そのものだ。慕情が溢れて、ちょうど乳輪に押し付けたところで鈴口が震えた。
「ひゃ、っ、あ、ぁッ……ビリビリ、しちゃうぅ」
先走りのヌメリに身悶えた美幸が、恍惚の表情を浮かべる。惚け感じ入る様に触発されて注ぎ足された先走り汁が、乳輪から滴り、乳の下弦へと染む。
その湿り気に勢い余って滑った肉幹と、きめ細やかな乳肌が強かに擦れた。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!