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ゆったりとした愛撫からいきなりローターが指ごと肉壺に射し込まれた

但馬庸太

「んんっ!くひぃっ」
ゆったりとした愛撫からいきなりローターが指ごと肉壺に射し込まれた。結衣は突然の衝撃に驚き、背筋を反らせて総身を引き攣らせた。
(ローターって、あのオモチャよね。いつの間にそんなものを……ああ、膣内で)
祐介が性玩具を取り出したことにも驚いたが、膣内に入れられた卵形ローターが急に振動を始めて悲鳴をあげる。
結衣の耳元でガチガチと音がした。横目で見やると、祐介が線の付いていない、角が丸く手のひらサイズの長方形のリモコンを弄っていた。
「どうだ。気持ちいいだろう。無線式でな。これで強弱をつけるのさ」
「はひぃっ、やめ、くぅうん!」
上下式のスイッチで、上に五段階進める仕様になっていた。一つずつ強さを上げられて、女の隘路で暴れる淫らな玩具に結衣は悶え、悲鳴と共に唾液が零れた。
「いやらしい声で鳴きやがって。いいのか?夫以外にそんな声を出して」
祐介の揺さぶりに、結衣の肢体が大きく戦慄いて硬直する。
野獣の性欲にあてられてせっかく忘れることができた夫の優しい笑みを、強制的に思い出させられる。

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