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ついに指が白丘へと到達し、円を描いてじわじわとクレバスへ這い寄る

但馬庸太

「さて、ここまでされて濡れてたら、さすがにマゾ確定だよな?」
にたりと笑んだ祐介は、指を秘園へと向けた。琴乃は声も出せず、女体を捩って必死に抵抗した。けれど男の力には敵わなかった。
ついに指が白丘へと到達し、円を描いてじわじわとクレバスへ這い寄る。琴乃になすすべはなかった。
──そして、ぐちゅりと淫らな音が響いた。
「嘘、こんなの嘘よ」
自然と涙が零れ、声は掠れていた。祐介は鼻息荒く、興奮を隠しもしなかった。
「決定だな。あんたは虐められて悦ぶマゾの淫乱だったんだよ」
「違う!私はそんな、はぁんっ、ダメ、掻き回しちゃ、あ、あぁんっ」
指を突き込まれ、隘路をねっとり掻き回し愛撫される。卑猥な粘着音が響き、体内を流れる刺激の電流に女体が小刻みに跳ねた。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!