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対面座位でヒップを揺すり、互いの陰毛を火が出るほど擦り合わせながら、マレーナは喘ぎあえぎ娘の件を懇願した

御堂乱

「ああっ、いいっ、ハンス様、ああっ、いいっ」
熱い喘ぎが止まらない。気が変になりそうだった。官能に呑まれて自分を見失ってしまう前に、マレーナは少年に頼んでおかねばならぬことがある。
「ハンス様……ねェ、ハンス様ァ」
もう恥も外聞も無かった。対面座位でヒップを揺すり、互いの陰毛を火が出るほど擦り合わせながら、マレーナは喘ぎあえぎ娘の件を懇願した。
「シャルロットか。なるほどねえ」
素っ気ない反応は、人妻との情交に夢中だからだ。少年にしてみれば牝奴隷の家族の運命になど興味はない。だが娘を思う母親の気持ちを調教に利用できると思った。
「だったらなおのこと、君が早く僕の子を産めばいいんだよ。そうすれば母親である君はもちろん、君の娘もその子の異父姉ということになって、それなりの待遇を受けられるかもしれない」
捏ねまわす動きに上下の抜き差しを加えて責めたてた。人妻の喘ぎはもう絶息せんばかり。秘壺の収縮も間隔を狭めている。娘の身を案じる優しい母親は、その瞬間に一体どんなアクメ顔をさらして気をやるのだろう。
「ヒステリー女のヒルダを懐柔するより、そっちの方がずっと現実的だと思うがね。でもまあ考えておこう。魚心あれば水心だ。君のサービス次第ってとこかな」

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!