「フフフ、こいつは面白い」
肛肉をえぐりたててやるたびに白く豊満なヒップが悶え狂い、触れられてもいない前の割れ目が秘蜜を垂らす。甘く匂う秘蜜は、水飴のように粘っこく伸びて医務室の床にしたたり、汁溜まりになった。打てば響く肉体といおうか、これほど感じやすい女も珍しかった。
(ダメっ、ああっ、ダメっ……お、おかしくなるうゥ)
汚辱の穴をほじられながら、なす術もなく高ぶっていく。マレーナには自分の身体の成り行きが信じられない。ジリジリと焙られる感覚にドロドロと肉が溶けただれて、羞恥や慎みの気持ちが麻痺していく。
「あっ、くううっ……あああっ」
熱い戦慄が体内を走り抜けた。老医師の中指を収縮で締めつけながら、クナクナと色っぽく双臀をくねらせる。それでもあさましい声だけはあげまいと懸命に唇を噛みしめた。
「あうっ」
不意に指を抜かれ、マレーナは膝から床に崩れ落ちた。
ハアッ、ハアッ……。
横座りになったまま熱く喘ぐ人妻に、
「ここ数日で三百人以上診察したが、尻穴の触診でイキかけた女は初めてだよ」
老医師はからかいの言葉を投げかけた。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!