「催促とはあきれたね。こんな所で俺たちが見てるってのに」
「牝犬はどこでもウンチしたり交尾したりするだろ。初美さんも同じだよ」
「この奥さんもウンチするところ見せるのか?」
「当たり前だ。フフフ、もっとも今はまだ浣腸しないと出さないけどね」
皆は初美に夢中で、ノズルにこねまわされる肛門をくい入るように覗きこんでいる。聞こえているのかいないのか、初美はしくしくとすすり泣きはじめた。
「は、はやく……初美に入れて、達也くん……もう浣腸して……」
「フフフ、また催促かい、初美さん」
達也はニンマリとすると、ゆっくりとシリンダーを押しはじめた。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!
