「今度は下のほうですよ。宮原夫人」
神谷は興奮を押し隠し、冷徹な声でうながした。
「恥ずかしい……」
綾乃は深い溜め息をつき、ためらいながらも前屈みになる。そして着物の裾に手をかけて、長襦袢とともに割り開いていく。
足袋を履いた脚が露出し、正面のソファーに腰をおろした神谷はゴクリと生唾を呑みこんだ。しかし小さな膝がのぞいたところで、夫人の動きがとまってしまう。
「うっぅぅっ……もう……無理ですわ……」
羞恥のあまりに嗚咽をもらしながら、訴えるような瞳を向けてくる。
ここで甘い顔を見せるわけにはいかない。神谷は無言のまま、指先で摘んだ美肉契約書をヒラヒラと振ってみせた。
「許してくださらないのね……怖いお人……」
綾乃は目もとをほんのりと染めてうつ向き、裾をさらに開いてムチムチした太腿を剥きだしにしていく。
なめらかな肌は透けるように白く、適度に脂が乗っていかにも触り心地がよさそうだ。恥ずかしげに内腿をぴったりと閉じているのも、いかにもお嬢様夫人といった感じで興奮を誘う。
「ああ、見ないでください……」
羞恥の喘ぎがもれて、ついに太腿の付け根が露わになる。着物の下にパンティを穿くような無粋なことはしていない。もっさりと茂る草むらが男の視線に晒され、令夫人の啜り泣きが応接室の空気を静かに震わせた。
「フフフッ、意外と濃いんですね。素敵ですよ」
神谷は目を血走らせながら夫人の股間を凝視していた。
上品な顔立ちに似合わず、恥丘は陰毛に覆いつくされている。そのギャップが卑猥すぎて、スラックスのなかでは剛根が頭をもたげはじめていた。
著者: 北都凛
(あなた、許して。私にもう妻の資格はないわ)試着室、立ちバックで貫かれる38歳の社長夫人。かつて自分に低姿勢だった外商部員の罠に堕ち、凄絶な凌辱に耐えるうち、熟れた躯には魔悦が……美しい院長夫人、気丈な令夫人、二児の熟母。閉店後の百貨店は、淑女狩りの淫獄ハーレム!