「あっ、先っぽが膨らんできた」
恵美は鈴口と慎吾の顔を交互に見つめながら、逆手で先端を回転させるように絞りあげた。
手のひらが雁首を強烈に擦りあげ、指腹が肉胴をギューッと引き絞る。その動作が、我慢という結界を木っ端みじんに吹き飛ばした。
「はふぅぅぅぅん!」
慎吾は意味不明な奇声を発したあと、全身の力を自ら解き放った。
「きゃぁ~っ!!」
「いやん!」
ダイヤモンド形に開いた尿道口から、濃厚な樹液が射出される。それは天井に向かって一直線に跳ね上がり、緩やかな放物線を描きながら慎吾の胸へと落下した。
欲望の証は、ただ一度の放出だけでは収まらない。二発、三発と打ち上げられた精液の花火は、白い尾を引きながら凄まじい勢いで天高く舞い上がった。
「やん。すごい量!」
「もう一滴残らず搾り取っちゃおうよ」
恵美が指を往復させるたびに、亜紀が手のひらで陰嚢を転がすたびに、白濁の塊は飽きることのない間欠を繰り返す。
「ちょっと……まだ出るよ」
「いったいどうなっちゃってるの、この子」
二人の驚嘆の声を遠くで聞きながら、慎吾は何度も会陰を引き締めていた。
歯列を噛み締め、身体を硬直させ、ありったけの欲望のエネルギーを排出させるように、何度もペニスをしゃくりあげさせる。
ようやく射精の勢いが衰えはじめると、恵美は根元から亀頭に向けて、牛の乳搾りのように肉胴を搾りあげた。
尿管の残滓がひと際高く噴出し、慎吾の首筋にまで跳ね飛ぶ。
「信じらんない」
さすがの亜紀や恵美も、愕然とした表情を見せている。
出典:~あぶない誘惑ビーチ ビキニ女子大生の童貞指南 (リアルドリーム文庫)~
著者: 早瀬 真人
「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。