「いや、いやあ……ああ、やめて……」
初美の泣き声が次第に弱々しく力を失っていく。排泄器官としか考えたことのないところをいじられる異常さが、初美のあらがいの気力をも萎えさせる。
「フフフ、たまんないよ、初美さんのお尻の穴。これほどとは思わなかったよ。そんなにすぼめたって、すぐにとろけさせてやるからね」
「いや……ああ、いやあ……ひッ、ひッ、やめてッ」
初美のすすり泣く声に、時折り耐えられないように悲鳴が入り混じった。
無理やり肛門をほぐされていく感覚がたまらず、それがこれまで経験したこともない妖しい感覚を生みだすのが、もっとたまらなかった。すでにドロドロにとろけた前方の膣肉へと連動して、いっそう秘肉を熱くただれさせてジクジクと蜜を溢れさせる。
(ああ、そんな……だ、駄目……ああ、そんなこと……)
排泄器官をいじられて女の官能が熱く反応するなど、初美は自分の身体が信じられない。いくらこらえようとしても、身体がひとりでに応じてしまい、頭のなかまで虚ろになっていく。
いつしか初美の肛門は達也の指に揉みほぐされて、ふっくらとゆるんでとろけるような柔らかさを見せはじめた。
「ああ……か、かんにんして、もう……あ、あああ……」
初美の口から火のあえぎがこぼれた。汗の光る美しい顔はすっかり上気して、乳房から下腹部にかけても汗がヌラヌラ光っている。そして開き切った初美の股間は、しとどの蜜にまみれ、肛門をまさぐる達也の手までじっとりと濡らした。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!