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覚悟をしていたとはいえ、電車のなかでミニスカートまで脱がされて下半身裸にされ、よってたかっていじりまわされるなど、信じられなかった

結城彩雨

剥きだしになった初美の下半身に、いっせいにいやらしい手が伸びてくる。たちまち両肢を左右に開かされ、股間に指がもぐりこんできた。すでにそこがヌルヌルに濡れているのに気づいて、驚いたように指が止まったが、すぐに先を争って割れ目に分け入り、肉芽をいじってきた。
肛門にも指は伸びてきて、いやらしく揉みこみはじめた。どの指もおそるおそる触るというのではなく、先を争っていじりまわす感じで、まったく遠慮がなかった。
(そ、そんな……)
初美はキリキリと唇を噛みしめた。
覚悟をしていたとはいえ、電車のなかでミニスカートまで脱がされて下半身裸にされ、よってたかっていじりまわされるなど、信じられなかった。ミニスカートはすっかりまくれあがって脱がす必要などないのに、わざわざ初美の下半身を裸にする達也のあくどさ。足もとに落ちたミニスカートを取ろうとしても、皆が許さない。
「いい身体してるね、奥さん」
「こんなムチムチの尻は初めてだよ。たまんねえな」
「オマ×コがヌルヌルだぜ、ヘヘヘ、好きなんだな、奥さん」
裸の下半身をまさぐりながら、そんなことを耳もとにささやいてはニヤニヤと初美の顔を覗きこむ。
初美はキリキリと唇をかみしめたまま、顔をあげることができなかった。どこを見ても少年たちと目が合ってしまい、下を向けば達也がニヤニヤと笑っている。
「いい顔してるよ、初美さん。発情した牝のいい表情だ、フフフ」
あざ笑うように言った達也は、さらに初美のブラウスのボタンをはずしはじめた。
ブラウスの上から初美の乳房をいじっていた何本もの手が、たちまち達也を手伝ってブラウスを脱がしてしまう。
「ああ、そんな……いや……」
股間にひしめく手に力が抜けて、初美はあらがうことも声を出すこともできなかった。もう初美はハイヒールをはいただけの全裸で、手で肌をおおうことも、しゃがみこんで裸身を隠すこともできなかった。

出典:~美母と群狼 息子の目の前で (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!