「きゃあぁ……」
荒々しい男の力を受け、祈里は目の前の壁につんのめって押しつけられた。
丸まってふくらはぎにまとわりつく袴を、貴史は足元から抜き取る。祈里の下半身に残ったのは、広げた脚の間にピンと伸びたショーツだけになった。
「もう一度聞いてください、祈里先輩。今度は素直に答えます」
背後から抱きつき、胴衣の胸の合わせ目を左右に開いて貴史は言った。はだけた道衣の下から、巨大なカップに包まれた豊満な乳房がプルンと露わになる。
「あん、いやぁ……やだ、やめて、貴史くん……」
ブラジャーは、凝った花の刺繍が施された絹素材。たしかこの村に来た日に身につけていたものだ。ブラジャーの上から双子の乳房を掴み、ネチネチと執拗に揉みしだく。汗ばんだ乳房は、志摩子ほど柔らかくはなかったが、その分みずみずしい張りをたたえ、悩ましい弾力で指を押し返した。
「貴史くん……冗談はやめて……やだ、やめて……揉まないで……いやぁ……」
日ごろ大人しい後輩の、人が変わったような蛮行に身をすくませ、祈里は呻いた。強引に揉みこねられ、変形する乳肉の上でブラカップがカサカサとひしゃげた。
「僕に聞いてください。好きな人はいるのかって。今度は嘘つきません」
「えっ……!た、貴史くん……ああぁ……」
ブラカップをグイッとずり下げ、たわわな乳房を露出させた。
ダイナミックに揺れながら、大きなおっぱいが晒される。ずりさげたブラとはだけた胴衣のせいで柔らかな肉が変形し、くびり出されたままいやらしく踊った。
貴史はそんな双子の乳肉の先端を下から握り、搾乳の手つきで嬲り抜く。
「あはあぁ……貴史、くん……んああぁ……」
祈里は当惑し、いやがって身をくねらせた。左右に揺れる剥き出しの巨尻がジーンズ越しに亀頭を擦過し、甘美な電流が走る。
出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫) ~
著者: 庵乃音人
「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?