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早くも便意がふくれあがるのか、夏子の身体がブルブルとふるえながら、脂汗を噴きはじめた

結城彩雨

冷二がそう言ったので、見ている男たちが歓声をあげた。
グリセリンの原液が五合というと、かなりの量だ。夏子がどこまで耐えられるか楽しみだった。
男は夏子に浣腸する快感に酔いしれて、グイグイと注入していく。一気にドッと入れるやり方で、そこに男の興奮の深さが表われていた。
「ひッ、ひいッ……そんな、乱暴だわッ……そんなに一気に入れないで……」
夏子は吊りあげられた両脚を激しくうねらせ、ひいひいと泣いた。
早くも便意がふくれあがるのか、夏子の身体がブルブルとふるえながら、脂汗を噴きはじめた。
「う、うむッ……そんなのいや、乱暴だわッ、ひッ、ひいーッ……」
「フフフ、相変わらず浣腸されていい声で泣く奥さんだぜ」
五郎がからかってゲラゲラ笑った。いっしょに笑ったのは冷二と女中だけで、あとの男たちは妖しい嗜虐の世界に巻きこまれ、もう騒ぐ者もなく、目を血走らせている。
「……も、もう、かんにんして……」
ようやく注入が終わった時は、真っ赤だった夏子の美貌は蒼白になって、息も絶えだえの状態だった。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!