鼻から吐息をつきながら、亜紀はグポッという音とともに一気にペニスを頬張った

鼻から吐息をつきながら、亜紀はグポッという音とともに一気にペニスを頬張った。肉幹を上下の唇で磨きあげるように、ゆったりとした律動を繰り返す。
ヌラヌラと唾液で照り輝いていく肉竿を見つめながら、慎吾は昂奮のあまり、肩で息をしているような状態だった。
亜紀は時おり歯で亀頭を甘噛みし、顔を小刻みに左右に揺らしながら、肉胴を味わうように舌を巻きつけてくる。そのたびに片頬に亀頭の形がポコッと浮き出てくるのだが、口内粘膜、歯、舌のすべてを駆使した技巧に、慎吾はただ目を虚ろにさせながら小さな喘ぎを放つばかりだった。
再び亜紀がペニスを喉奥まで呑み込んでいくと、今度は陰嚢にピリリとした電流が走った。
恵美が舌の上で睾丸を転がしたあと、口中へ肉袋をチュルンと引き込んだのである。
「あっ、ぐっ！」
慎吾は奇妙な呻きを発すると、背中をピンと反らし、思わずつま先立ちになった。
（な、何だよ、これ。まるでジェットコースターが一気に下降していくときのような、下腹部がフワッと浮き上がる感じだ）
何とも不可思議な感覚に膝がガクガクと震え、もう立っていることさえままならない。
生まれて初めて体感する快楽に、慎吾は歯列を噛み締め、額から脂汗を流した。
恵美は口内でも睾丸を甘く転がし、大量の唾液とともに口から抜き出すと、もう片方の陰嚢も唇で挟み、軽く引っ張りながら口中へ埋没させていく。