「健太、あたしを見て、おちん×ん、勃起させちゃって……。んもう、いやらしいんだから」
香蓮は勝ち誇ったような微笑で健太を見下ろす。
「綺麗だ……。とても綺麗だよ、香蓮……」
「そうでしょう……。綺麗なだけじゃないの。あたしは島の女たちとは違うのよ。都会で磨いてきているから、洗練されているでしょう。それに、あたしは何といっても、若い……」
(否定はしないけど、でも、僕はやはり、熟女のほうが、いいかな……)
綺麗な顔で、体のプロポーションも抜群ではあるが、香蓮にはムードも何もない。まるでスポーツアスリートのような仕掛け方だった。
「健太、あたしはもう、裸なのよ。あなたもさっさと脱ぎなさいよ」
せっかちに促されて、健太は立ち上がる。もう、脱ぐことに恥ずかしさはなかった。留美子にも咲枝にも、それに義母からも肉棒の逞しさを褒め称えられた。女はこれを見たら、誰だって夢中になる、と何度も言われた。それが自信になっていた。
立ち上がり、脱ごうとする。
「あっ、待って……。それ、あたしが脱がしてあげる……」
健太の手を香蓮が制し、全裸のまま、健太の前にしゃがんだ。その動作を見ていると、香蓮の咲枝にも劣らない二つの乳房の見事さがよく分かる。体全体は細身なので、豊かな双房だけが際立っていた。
「け、健太のちん×ん、うわぁ、近くで見ると、けっこう、大きいのね……」
肉棒はまだ、短パンの中にある。それでもその威容を知るには充分すぎるほどに、窮屈な短パンの中で屹立していた。
(香蓮、短パンの上から、擦ってる……。ううっ、香蓮の手、巧みだ……)
やはり、体験は豊富のようだった。
「香蓮……」
「ふふっ、待ってね、いますぐ、楽にしてあげるから……」
見上げてくる香蓮の目が妖しくなっている。香蓮の手が短パンの上部にかかる。降ろし始めた。だが、すでに極限にまで立ち上がっている肉棒が邪魔をしていた。
見上げてくる香蓮の目がさらに妖艶になっていた。表情だけ見ていると、言動から感じる蓮っ葉な印象はない。健太は短パンを香蓮の手にあずけて、自らTシャツを脱いでいた。
「健太のって、大きい……。脱がせるわよ……」
香蓮の手に力が加わり、屹立した肉棒を薙ぎ倒すように、短パンは些か乱暴に足元まで脱がされていた。
「ひ、ひぃーーっ、す、凄いね、健太……」
熟女たちがこぞって称賛した肉棒だった。露出した瞬間、先端が上を向き、下腹を打ち据えるように直立する。香蓮はその姿に心底驚いたような顔をしていた。
「ああん、こんなだ、なんて……。しかも、健太のコレ、全部、露出している……」
皮は中二のときにほぼ剥けていた。同年代の男の子には、まだ仮性包茎のままのも大勢いる。
「凄い……。先っぽから、液体が出てる……」
「香蓮が魅力的だからだよ。香蓮のおま×こに入りたがっているから、我慢しているから……。でも、ち×ぽのほうが勝手に先走ってる……」
「いやらしい……。何、それ……。おま×こなんて……。ああん、なんて、いやらしいの、健太って……。こんなにおちん×ん大きくして、そんなこと言うなんて……」
香蓮の手が肉棒に触れる。ギュッと握ってくる。上に向かって聳えている肉棒を、香蓮の手が直角にし、正面から先端を見つめている。
「香蓮、教えてくれるって、約束だろう」
健太はあえて、ぞんざいに催促した。年上の熟女たちに対するのとは違い、同年代だけに遠慮がなくなる。ましてや、香蓮のほうから誘惑されたのだ。ここまできて、遠慮する必要は感じなかった。途中からは自ら主導権を握りたい思いもあった。
著者: 小鳥遊葵
「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。