葉川慎司

葉川慎司

乳房を揉みあげる指先に、力が入ってしまう。指と指の間から、むにゅっと瑞穂の乳肉がはみだす。そのやわらかさに、溜息がもれた。

(当たり前だよな……) 調子に乗りすぎたと反省する。激しい羞恥を覚え、祐司は誤魔化すように、唇を強く乳首に押しつけ、力を入れてチュッチュッと吸いついた。 「あっ、んふっ」 頭に回った瑞穂の両手に力がこもる。 (触らせてくれないってことは、瑞...
葉川慎司

もっちりした乳肉の感触は、これまで触れたことのあるどんなものとも違っていた

「仕方ないですね。甘えん坊の祐司さん」 瑞穂は両手を伸ばし、祐司の頭を包みこむと、胸にそっとかき抱いてくれた。 「お乳はでませんよ。それでもよかったら、たくさん甘えてください」 我が子に接するように、瑞穂は祐司の唇に乳房を押しつけてきた。陶...
葉川慎司

指先に触れる乳房の生々しいやわらかさが、さらにもっちりした質感を帯びたような気がした

「あ、いや……」 頬が真っ赤に染まっていく。なにも考えず、欲望をそのまま口にしてしまったことが、恥ずかしくてたまらなかった。 「いいんですよ。したいことがあったら言ってくれて。わたしにできることでしたら、できる限り応えたいんですから」 瑞穂...
葉川慎司

瑞穂は親指と中指で輪を作り、指先にかける力を強くしたり弱くしたり変化させながら、ゆっくり肉棒をしごいてくれた

「あぅぅっ、すごい!」 「祐司さんもやってみてください」 そう言うと瑞穂は、左手を持ちあげ、湯船の中でバスタオルをはだけた。白いバスタオルが、ふわりと舞うように浴槽に沈んでいく。お湯の中ではあるが、すぐ目前に家政婦の全裸の肢体が露わになった...
葉川慎司

瑞穂は左手を肉竿の根元に添え、皮がふたたび亀頭を包み隠さないようにしながら、右手を竿と先端部分の境目の、とりわけ敏感な場所に滑らせる

「もっと触っていいんですよ。遠慮しないでください」 瑞穂はにこりと微笑むと、ふたたび祐司のペニスを優しく握ってくれた。下半身から、陶酔するような快感が衝きあがってくる。 頭の中が痺れ、思考能力が麻痺したようになる。家政婦と一緒にお風呂に入り...
葉川慎司

瑞穂は両手で祐司の右手を包むと、自ら乳房に導いてくれた。手のひらで、女肉のふくらみに触れる。

「自分ばっかりしてないで、僕にも触らせてよ」 勢いで祐司は、心の底の願望を口にした。 「祐司さんも触りたかったんですか?」 「そりゃあ、触りたいよ」 瑞穂のまんざらでもない反応に、胸がときめく。瑞穂なら本当になにを求めても許してくれるのでは...
葉川慎司

瑞穂の指が肉の秘門に触れ、ぐっと押しこまれる感じになる。むずつくような快感が、一瞬、弾けるような快感に変わった。

「こんなことされたら、誰だって気持ちよくなるよ」 「じゃあ、ここは?」 睾丸の中心を走る筋に沿って指の腹を滑らせる。瑞穂は中指をお尻のほうに近づけた。指先が谷間の奥の小さな孔をとらえ、くすぐるように細かに振動する。 「あああっ。すごい!」 ...
葉川慎司

瑞穂は指を滑らせ、睾丸をそっと包みこんだ。敏感な肉袋に、家政婦の手指の感触が沁みこんでくる。

「そうやって素直になるのが一番です」 瑞穂は言うと、タオルの合わせ目を開く。そそり立った男根がにょっきり顔を出し、お湯の中でゆらゆら揺れる。 家政婦は躊躇することなく肉竿に指を巻きつけ、天使のような微笑みを浮かべてくれた。 「くあっ。んうぅ...
葉川慎司

指を巻きつけるように、タオル越しに肉棒を握ってくる

下腹部にもやもやとした感覚が広がっていく。タオルで隠された肉竿が、血液を溜めこみふくらんできているのがわかる。 (思ってることを、口にしていいのかな?……) 胸の高鳴りを覚えながら、瑞穂の目を見つめる。家政婦はなにもかも包みこんでくれるよう...
葉川慎司

そして、バスタオルの裾からはむっちりした白い太腿が覗き、その奥の暗い翳りに想像をたくましくしてしまう

(その点、瑞穂さんは完璧だ……) 長い黒髪をアップにしてまとめた瑞穂は、首筋のあたりにそこはかとない色香を漂わせている。すべすべしたうなじとほつれた後れ毛。細い首に指で触れてしまいたくなった。 バスタオルに隠された胸の谷間は深い。そして、バ...
葉川慎司

嬉しく思う一方で、前屈みになるとバスタオルに隠された豊満な乳房の谷間が強調された感じになる

瑞穂は前屈みになるように顔を寄せた。自分のことを、親身になって心配してくれているのがわかる。 嬉しく思う一方で、前屈みになるとバスタオルに隠された豊満な乳房の谷間が強調された感じになる。祐司の視線は、自然と白い谷間に向かっていた。 (やわら...
葉川慎司

反応をうかがいながら、瑞穂は指先に強弱をつけ、剥きだしになった亀頭粘膜と皮の境目の、とりわけ敏感な部分を刺激してくる

瑞穂がこの家にやってきたのは、ほんの八時間ほど前だ。昨日の夜には考えられなかった出来事が、今まさに起こっている。 祐司はぼんやり頭がのぼせてくるのを感じながらも、股間から伝わってくる鮮烈な快感に身を委ねる。 瑞穂は五本の指をうねらせながら、...
葉川慎司

瑞穂は肉棒を包んだ手を、上下に動かしはじめる。スポンジ越しの五本の指の感触が、より艶めかしく肉竿に広がっていく。

祐司は正直に言った。瑞穂にはなんでもないことでも、自分には強烈すぎるくらいの体験なのだ。このまま触れられていると、敏感な男肉が暴発し、ねっとりした体液をぶちまけてしまいそうだった。 「気持ちよくなったら、気持ちよくなったでいいじゃないですか...
葉川慎司

乳首のあたりを中心に、円を描くように動いていたバススポンジが、下半身に滑り降りてくる

ふたたびバススポンジが生き生きと動き始める。瑞穂は祐司の広い背中を端から端まで丁寧に洗い尽くすと、脇腹のほうから右手を前に回してきた。 「え。あ、瑞穂、さん……もう、いいよ」 「せっかくですから、全部洗わせてください」 「ぜ、全部!?」 股...
葉川慎司

ふかふかのクッションか、ぬるま湯を詰めこんだ風船のような、たまらなく心地いいやわらかさだ

「いや。ほんと、いいから……」 「ただの体の一部です。そう思ってみてください」 「いや……でも……」 「手を離してください、祐司さん。乱暴に洗ったりしませんから」 瑞穂はバススポンジを持っていない左手を、祐司の手の甲に重ねた。身体の密着感が...
葉川慎司

これで安心です。こんなおばさんの裸なんて見たくないでしょうから、じっとしててくださいね

シュッ、シュッと衣擦れの音がして、瑞穂は一度バスルームのドアを開閉した。 「これで安心です。こんなおばさんの裸なんて見たくないでしょうから、じっとしててくださいね」 「瑞穂さんは……おばさんじゃないよ」 「ふふっ。そう言われると、やっぱり嬉...
葉川慎司

短いスカートの奥が、ほんの一瞬覗いた。白い太腿が躍動するように動き、その奥にはっきりとピンク色の布地のようなものが見えた。

(もっと高いところを掃除してくれないかな。床掃除じゃ、這いつくばらないとスカートの中なんて、覗けないよ……) 瑞穂が動くたびスカートの裾がずり上がる。見えるのは太腿の半ばほどまでだった。それでも、十七歳の少年には充分刺激的な光景といえる。 ...
葉川慎司

彼女が動くたび、タイトなスカートに浮かぶやわらかそうな稜線が、くなくなと揺れる。スカートの裾がずり上がり、白くすべすべした太腿も覗いた。

瑞穂は満面の笑みで、床を磨きはじめる。 前屈みになると、カットソーの胸元から、白く豊かな胸の盛り上がりがちらっと見えた。どきっとして、祐司は目を背ける。 (何カップくらいかな……) DとかEとかよくわからないが、瑞穂の乳房が豊かなのは間違い...
葉川慎司

卵形の顔に女優のように整った顔立ち、長いストレートヘアを後ろでひとつにまとめ、凜とした雰囲気を醸しだしている

佐々岡瑞穂という名前を、祐司は頭で反芻する。綺麗な響きだと思った。家政婦というより、ピアノの先生みたいだ。 ソファに座っていた瑞穂は、ゆっくり立ち上がり四十五度の角度で頭を下げた。 顔をあげた彼女の目がこちらに向いたその瞬間、魅入られたよう...