肛門を見せたまま尻を振るという恥態をさらした弥生は、もう失うものなど何もないと感じている

「や、やめて……お嬢さまを傷つけないでッ」
弥生は尻を向けたまま慄えあがった。
「だったらやるんだ。さあ、床に四つん這いになれ」
竜二がドスのきいた声で命じた。
弥生の官能美あふれる裸身が床に這うと、
「そのままこっちへ這って来い。シックスナインって分かるか?このおっさんの顔を跨いで、おっ勃ったチ×ポをしゃぶるんだ。結婚したら毎晩そうやって亭主にサービスするんだぜ。ヘヘヘ、いい練習になるじゃねえか。俺たちに感謝しな」
竜二は縛られて横倒しになっている浩の体をあお向けにすると、ナイトガウンの前をはだけて、勃起したペニスをさらした。
「あ、ああっ……」
弥生はガタガタと慄えながら這い寄ると、
「旦那さま、お許しをッ」
悲痛な声を絞って、四つん這いのまま浩の顔を跨いだ。
肛門を見せたまま尻を振るという恥態をさらした弥生は、もう失うものなど何もないと感じている。ただただ知美を守りたい一心で、そのためなら自分はどうなってもかまわないと思った。
「待て!君たち、こんなバカげたことは……ああっ!」
抗議する浩の口髭の上に、弥生の股間が覆いかぶさってきた。
「弥生さん、やめるんだ!うわッ!」
顔を振って避ける間もなく、栗色の繊毛の叢に呼吸を塞がれた。
「ウムムッ……ゴフッ、ゴフッ……」
妖しい女の匂いにむせかえった次の瞬間には、いきり立った怒張の先端を生温かい粘膜のぬめりで押し包まれていた。弥生の柔らかい唇がずっぽりと亀頭を咥えこんできたのだ。
「いいぞ、ネエちゃん。そのくびれたところを唇でしごいてやれ。そうそう、その調子だ。なかなか器用じゃねえか」
眼を閉じ、眉根をせつなげに寄せ、ポニーテールの頭を必死に上下させて初めてのフェラチオに没頭する弥生に、竜二が次々と指示を出していく。
「今度は舌の先で裏筋をくすぐるんだ。裏筋ってのはな──」
指示どおりに、弥生の生温かい舌がチロチロとうごめき、亀頭の裏筋をこそぐように舐めあげてきた。
「や、弥生さん……やめなさい……やめ……うっ……うくくっ」
浩の顔面は火のように真っ赤だ。
「うくくっ……そ、そんなにされたら……」
くすぐったさのあまり腰をのたうたせた。
(た、たまらん……ううっ!)
妻の志津子にもしてもらったことがないフェラチオである。若い頃から研究一筋で風俗に行ったこともない堅物の大学教授は、生まれて初めて体験する女の舌の淫らな感触に骨の髄までジーンと痺れきって、たちまち達してしまいそうになった。それを必死にこらえようと、
「んぐんんんっ」
歯を食いしばり、全身をいきませた。
そんな夫のぶざまな姿から、志津子はただ顔をそむけるばかりだ。胸底では「弥生さん、やめて!」と叫んでいるが、それを口にすれば、男の腕の中にある娘の身を危険にさらすことになる。後ろ手に縛られているため、ねちゃねちゃという男女の粘膜の擦れ合う音に耳をふさぐことすら叶わなかった。
「ムウウッ、ムウウッ」
うめき声と共に弥生のフェラが過激さを増していく。喉奥まで深く呑んでスロートしはじめた。懸命の吸引に鼻孔が開いて熱い息を噴き、汗ばんだ頬がふくらんだりへこんだりを繰り返す。
「気の利かねえおっさんだなァ」
浩の顔に跨った弥生の尻に手をそえて、竜二が上から押さえつけた。
「せっかくお手伝いのネエちゃんが、おめえの娘のために身体を張ってくれてんじゃねえか。ちっとはおめえも協力しろい」
「うっ……くくっ……くううっ」
若い女の喉奥で亀頭を擦られる芳烈な快感に、さしものお堅い大学教授も官能をとろけさせてしまった。口の周りに擦りつけられる苔のような陰毛の感触と、若い秘肉の甘酸っぱい匂いにジーンと脳を痺れさせ、いつしか自分でも気づかぬうちに、ピチャピチャと音を立てて舌を使いはじめていた。
「うむ……むむ……むううっ」
肉の尖りをのぞかせた割れ目の上端から会陰部へと、浩は熱い呻きを洩らしながら何度も何度も弥生の花唇を舐めあげた。生真面目な彼にとって、クンニリングスも初めての経験だった。
「やめて……もうやめて」
黒目がちの瞳から大粒の涙をこぼして、知美がうわごとのように言う。
目の前で繰りひろげられるシックスナインの淫ら絵図。フェラチオとクンニリングスで互いの性器を刺激し合う父と弥生の信じがたい痴態に、知美はショックのあまり全身が麻痺してしまい、おぼこ趣味のある昌平の手がこっそりと太腿を撫でさすりはじめたことにも気づいていない。
浩と弥生の淫行は、さらに激しさと熱を増した。
「ムウッ、ムウウッ」
「フグッ、フグウウッ」
弥生が首に筋を浮かせてペニスを吸いたてれば、浩の舌の動きもますます活発になる。全裸で上に跨った弥生と、ナイトガウンをはだけて下になった浩の身体が同時にブルブルと痙攣しはじめた。逐情の瞬間が近い。
「飲むんだよ、ネエちゃん」
バネ仕掛けの人形のように頭を上下させる弥生に、
「おっさんのザーメンを全部飲んでやるんだ」
竜二は飲精を命じつつ、浩のほうにも、
「イカせてやれ。嫁に行くお手伝いの娘に、餞別代わりとして女の悦びを教えてやるんだ」
と煽りたてた。
「ムオオッ、ムオオッ」
「フガッ、フガガガッ」
二人は競い合うように互いの性感を責め合った。口中の怒張が反りを増してプルプルと痙攣しはじめたのを弥生が知覚すれば、浩のほうでも、舐めあげる舌の上に甘い官能の樹液が溢れるのを感じていた。
「ムウウッ、ムウウウッ!」
「フググッ、フグウウッ!」
高ぶりに高ぶったあげく、ついにその瞬間がおとずれた。
「ムウウウウウーッ!!」
肉棒を咥えたまま、弥生が四肢を硬直させたのと同時に、
「ウオオオオーッ!!」
浩が獣じみた雄叫びをあげた。
ビクン、ビクンと浩の腰が跳ねあがる。
「ムムムムッ……」
弥生は生まれて初めてのアクメに全身を震わせながら、ゴクリゴクリと喉をうごめかせた。命じられたとおり、浩の熱い劣情のマグマを飲み干しているのだ。
「い……いや……いやァ」

出典:~立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

著者: 御堂乱

立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!