「蔭山君には大股開きの写真まで撮らせておいて、我々には肌も見せられんというのかね、君。この写真を方々に撒かれるのと、我々四人に恥をとどめるのとどっちがましだ。よく考えるんだな」
宇野がスーツの内ポケットから数片の写真を取りだし、亜佐美の眼前に投げつけた。唇の片端を持ちあげると、皮肉っぽく歯がこぼれた。
亜佐美は震えあがった。恵子の家で撮られた写真だ。
「やめてくださいっ。脱ぎますっ。脱ぎますからっ」
「よしよし。いい子だ。わかったら立て。そこに立って全部脱ぐんだ」
「ああああっ……」
後悔している時間はなかった。亜佐美はのぼせあがった状態で身を起こした。身体が燃えるように熱く、猛烈な動悸に襲われる。スプリングの効いたベッドは足下が不安定だ。立ちあがった途端ふらついて、ばったりと四つん這いになってしまう。
「なんだなんだ。しっかりしろ。エアロビのイントラが聞いて呆れるぞ」
蔭山の叱咤が飛ぶ。ほかの三人が一斉に笑った。
「すみません……」
再び亜佐美は立った。立って、まわりを見回した。四人の凌辱魔が、自分をぐるりと取り囲んで見上げている。眩暈が襲い、まっすぐ立っているのさえやっとである。不安定な足下も相まって、まるで雲の上を歩いているようだ。
おぼつかぬ手でTシャツの裾を持った。頭のなかは真っ白である。
「おっ。いよいよ脱ぐぞ」と久保川がさも楽しそうに歓声をあげた。
「言わないでっ……」
亜佐美は裾をつかみながら、羞恥に身を捩った。けれど休んではいられない。じっと目を伏せ、静かにTシャツを捲りあげていく。頭から抜きとると、上半身はスポーツブラ一枚である。
Tシャツが手からはらりと舞い落ちる。すかさず久保川が奪いとり、ベッドの脇へ放った。
霞がかかったように目の前がぼうっとするのに耐え、ジーンズを脱ごうとする。ボタンをはずし、ジッパーをさげ、腰を屈めた。片足を抜く時、身体のバランスが崩れた。亜佐美はもんどり打つように横転してしまう。スリムな肢体がベッドの上で何度も弾んだ。
目頭が急に熱くなった。いまにも血涙と嗚咽が迸りそうなのを唇を噛んで耐えた。再び身を起こし、朱唇を震わせながらジーンズを脱ぎ捨てる。そのジーンズも即座に久保川に奪われる。羞恥で絶息寸前の亜佐美は、強い酒に酔わされたような心持ちでスポーツブラを、次いでスポーツショーツを取り去った。
「やったやった。ついに全部脱がせたぞ」
出典:~美臀妻 彼女は犯されるほど美しくなる~
著者: 鳴瀬 夏巳
人の妻だからこそ、雪のように美しい尻だからこそ、触りたい、穢したい、独占したい!……37歳、30歳、24歳――白昼のリビングで初めての肛姦。抗う言葉が徐々に甘い調べに変わり、自ら双臀を震わせ……。生贄の道を歩むしかない、美臀奴隷誕生の時が近づく。人妻の「本当の性」を露わにする最高のインモラル!