「貴史さん……あはぁ……」
湯のなかに手が潜り、再び貴史の勃起を握った。白魚を思わせる細い指で逆手に持ち、しこしことリズミカルにしごきあげてくる。
「ううっ、志摩子さん、ぼ、僕……おかしくなりそう……」
しごかれるペニスから疼きが走る。貴史はもう一方の乳房も同じように口に含み、生臭い唾液まみれにして吸った。解放した方の乳房の先端は涎でぬめ光り、お湯とは別のネバネバした光り方をして、乳首から唾液を粘り伸ばす。
「あうっ、す、好きにして……ほんとのお嫁さんだと思って……好きにして……!」
牝の快楽スポットを執拗に責められ、志摩子もまた興奮が増したのか。せつない想いを伝える言葉は媚びた甘さと、蠱惑的な色香をいっそう強く滲ませた。
「はぁはぁ……し、志摩子さん、立って……」
理性が麻痺し、卑猥な欲望が肥大する。たっぷりと巨乳を味わい終えた貴史は、志摩子のお尻と、もっとも秘めやかな部分に下品な責めを加えたくなった。
「あん、貴史さん……あっ……」
腋の下に手を差し入れて風呂のなかに立たせ、腰を掴んで後ろ向きにさせた。バランスを崩した志摩子は前のめりになり、湯船の縁に両手を突く。目の前に、大迫力の逞しい肉尻が突き出された。色白の尻が薄桃色に染まり、湯気を上げながら揺れる。
(あぁ、お尻……志摩子さんの……お尻……)
乳房同様、見事に熟れきった肉尻の眺めに、貴史は発奮した。
乳房をまさぐる手つきで双子の尻を鷲掴みにし、やわやわと揉みしだく。指と指の間からひしゃげた肉がくびり出されては元に戻った。
「やだ、貴史さん、あん、恥ずかしい……お尻……お尻は……ああぁ……」
いやがられると、よけい肉悦が増した。恥ずかしそうにくねる尻肉を掴み、肉まんでも割るようにくぱっと左右に広げる。
「あぁん、いやあぁ……」
志摩子の声がさらに艶っぽく跳ね上がった。お湯まみれになった尻の谷間が裸電球の明かりに晒される。鳶色のアナルが、見られるのを恥じ入るようにいやらしく収縮した。肉の窄まりの左上にほくろがあるのも猥褻感を煽る。
「志摩子さん。あぁ……」こらえきれない劣情に憑かれた貴史は尻肉を左右に割り開いたまま、尻の谷間に顔を埋め、突き出した舌で肛肉を舐めた。
「はひゃあ、だめ、貴史さん……は、恥ずかしい……いやぁ……」
いきなりそんなところを舐められるとは思っていなかったのか。志摩子は身体をビクンと震わせ、いやがって尻をくねらせた。
風呂のお湯が派手に波打ち、洗い場にまで飛沫が飛び散る。
(志摩子さんの肛門……ううっ、ザラザラして、舐めるたびにひくついて……あぁ、興奮する……!)
肛肉を舌で舐めながら、左右の尻肉を中央に寄せた。柔らかで弾力に富んだ二つの臀肉に顔面を締めつけられ、痺れるような恍惚感に囚われる。
窮屈な尻の谷間で左右に顔を振り、菊蕾を何度も舌でこじった。
「あうっ、いやん、貴史さん、だめ、そんなに舐めないで……あぁ……」
お湯がチャプチャプと波打つ音に、志摩子の喘ぎ声が重なる。貴史は肛門に舌をあてがい、ゆっくりと下降させた。
「あっ、やだ……あっあっ、ふわっ、あん、だめ……ああぁ……」
尻の谷間を抜け出た舌が、蟻の門渡りに到達する。桃のような尻肉に大粒の鳥肌が立った。貴史は舌を離し、会陰の下にある卑猥な眺めを見つめる。
出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫) ~
著者: 庵乃音人
「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?